『ブアラバット・ワタナタムイサーン』 บัวละบัดวัฒนธรรมอีสาน
イサーン人とプータイ族の血を引く若い世代の郷土芸能アーチスト達によって結成された団体の一つです。
「失われつつある民族の知恵を通して、共にイサーンとプータイの文化芸能を研究、創造、復興保全し、古人の意思を後世に伝えて行くことにより、イサーン人やプータイ族であることの価値や個性をその誇りと共に自覚する」という理念の一致の元に結成されました。
「ブアラバット บัวละบัด」という語はイサーン地方やラオスのラーオ-タイ語の古文書に多く見られる古語で、「面倒を見る、保護する、満足させる、苦しませない、廃れさせない」等の意味が有ります。「ワタナタムイサーン」は文字通り、イサーン文化のことです。
『ヌムプーラーオ・サーオプータイ』 หนุ่มภูลาวสาวภูไท
上記の団体に属している楽団名です。
以下は楽団の広報。
Joy Phuthaiより
「私達ブアラバット・ワタナタムイサーンは、私達の理念に共感し、支援して下さる方々に感謝します。それは楽団員各人の社会貢献への努力の精神的支えとなり、イサーン文化と芸能の保護と伝承のための尊い力であります。そして、タイの国土に存在するあらゆる種類の郷土文化と芸能を重視する方々に、私達は心から感謝します。」
団体結成の動機 แรงบันดาลใจ
音楽・・・それは生まれてから死ぬまで、我々の人生に関わるもの。それはそれぞれの郷土ごとに異なり、それぞれの個性の表現。
イサーン・・・又はタイ東北部。それは私がイサーン文化と芸能に囲まれて生まれ育った土地。イサーン文化と芸能にはそれ独自の個性が有り、生活様式や行動の全てに染み込んでいる。
そしてプータイ族の郷土音楽も同様である。やはり独自の個性が有り、プータイの生活様式の真の姿の表現。
プータイ族の思想や遊戯をイサーンの楽団と組み合わせ、応用し、共に公演を行おう。イサーンとプータイの文化芸能や郷土音楽を、イサーンの土地とタイの国土から無くさない為に。
楽団名『ヌムプーラーオ・サーオプータイ』の由来
楽団員の中に一人の若者が居た。若者はプータイの娘に惚れ込む。娘への気持ちは日増しに大きくなり、若者の心を埋め尽くす程になった。その気持ちを娘の心に届けるのに最も相応しい言葉をふるいにかけ、やがて心から出てきた6音節の言葉が、『ヌムプーラーオ・サーオプータイ(ラーオの若者、プータイの娘)』。
モーラム・サムリー-アートウィチャイ หมอลำสมลี อาจวิชัย
ムクダーハーン県ノントーン郡ノーンオー村の生まれ。
ノーンオー村はプータイ族の芸能文化や遊戯、それとシルク織物の村。この村には今でも「ロンクワン การลงข่วง」 という古い風習がある。十月、十一月の寒気になると、畑や田んぼの小屋で若い男女が「ラムプータイ(プータイの語りと歌)」を歌ったり、「パヤー ผญา」という韻を踏む掛け合いの語り合いをしたり、またケーンやピー(笛)を吹いたりする。
モーラム・サムリーは子供の頃からモーラム(語り歌い手)で、この村の先祖から伝わる本来の姿としてのラム・プータイに精通し、プータイ族の伝統的習慣と風習を受け継ぐ伝承者。
目先の予定
- カラシン・ミュージック・フェスティバル
- カラシン県カラシン郡クットナムキン公園にて2009/1/30から2/01の三日間
- 2009/1/30
- 21:45 プータイの調べ-ヌムプーラーオ・サーオプータイ
- 2009/2/01
- 20:30 ポー・ソムリーとメー・ポムホーム: プータイとカロァーン
- 23:00 KALASIN Isan World Jam
期間中は有名歌手のチンタラーやカラワーン等盛りだくさん。詳細スケジュールはこちら(IE依存orz)。
4 comments:
痒いところに手が届く
บัวละบัด、誠に有難うございます♪
↑は現代タイ語には無い単語なんですね。
そうですね。タイ-ラオ語の古語ということで、解説したものは自分もまだ見た事がありません。
何時も楽しみにして拝見してます
あの ゆったりとした音楽に包まれていると
本当に幸せを感じます
しかしタイ初心者の私には何処へ行けば聞けるのか全く分かりませんでした。
でも今回スケジュールが記されていたので大変参考になりました。が、残念ながら今回は時間がないので行く事が出来ません。
ご面倒でも今後もスケジュールを書いて頂けませんでしょうか。
Horiさんコメントありがとうございます。
スケジュールは、いつも直前とか当日知る事が多いものでして。
事前に分る場合はなるべく書くようにします。
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