2010-04-15

タイ正月

4月10日(土)は文化センターでのタイ正月、ソンクラーンの儀式の様子。

純タイ式ですので、まずは仏像に水をちょろちょろと掛けて拝みます。

子供達が先生や年長者の手に水を注ぎつつ祝福の言葉をもらいます。これが本来のタイ正月の水掛けですよ。

でも最後はバケツ水の掛け合い大会になってしまいました。この所の社会情勢で皆うっぷんが溜まっていたようです。

実はこの時バンコクの民主記念塔付近では、議会解散と選挙を要求するデモ集会への武力鎮圧が始まっていて、翌日までには死者二十数人、負傷者八百数十人というタイの歴史的大惨事が起きていました。ニュースで伝えられた銃弾や爆弾が飛び交うさまも、この幸福溢れるタイ正月の光景も、どちらも同じ日、同じ瞬間のバンコクの姿ですね。

現在はタイ国にとっての時代の大きな節目と言われています。イサーン音楽と芸能はある時代のタイ王朝では一切の演奏が禁止されたり、ラーオ文化の芸能である事から歪めて伝えられたり、また人々の努力で復興してみたり、とタイ国統治の様々な影響を受けてきました。これからもタイや周辺国の時代の変遷の影響を受けつつ、イサーン人の生活様式と共に変化して行くのでしょう。

おまけ:

タイ楽器「チャケー」を弾く娘。

2010-04-05

政府広報局ホールにて

4月2日(金)、我々子供楽団は政府広報局の大ホールで行われた催し物に参加しました。

今回は「タイの遺産を保護する日」と題された催し。文化センター青少年芸術協会の人々総出での参加です。

まずは約2時間のタイ中央芸能。我々はこの後の「タイ、四つの地方芸能の共演」という趣向の演目。

自分は未だに北部と中部の衣装やスタイルの違いがはっきり分かりません。これは中部でしょうか?

プータイの衣装だけは良く分かります。イサーン音楽やってれば当然ですが。

南部のマノーラーの舞踊です。マノーラーを題材とした芸能はタイ全土に有りますが、南部のスタイルは際立ってます。それにしてもきつそうなポーズ、足がつったりしないんでしょうか。
自分は最近、固い床に座ってるだけで足がつるんです。歳と運動不足のせいでしょうか。

今回は主賓が王室関係者ということで、前週もここでリハーサルを行ったりと周到な準備を整えて行われました。当日も主賓が来る直前まで熱のこもったリハーサルが行われていた為、自分はどこから本番が始まっていたのかよく分からなかったりして。

おまけ:
ホールの外では例によってタイ各地からの物産展示即売会とかやってました。

TV9chのインタビューを受ける賢そうな子。

こちらは南部舞踊、マノーラーの衣装のダンサー。

文化センターの美人として有名な女性とツーショットでご機嫌のA先生。この女性は既に職業的にはダーラー(日本でいうタレント)という噂です。誰と何枚写真を撮っても常にこの笑顔が保てている所がさすがです。

この所、個人的にはさほど活動していないので日記も疎かになってますが、子供楽団の活動は以前と同様に行っています。