2009-12-20

カラシン県で結婚式

12月13日(日)に行われるN先生の結婚式に参加するためカラシン県へ。

N先生(またの名をジョイ・プータイ)との付き合いは自分がイサーン音楽に関わり始めた頃から、もうかれこれ5年ほどになりますが、ついに結婚するということで。今回は10ヶ月前のカラシン・ミュージック・フェスティバル以来ご無沙汰でした。
そんなわけで、式の前日朝、N先生宅に到着。


家の向かいの土地にラーチャパット・カラシン大の学生達(N先生の現在の教え子達)による手作りのステージが設置されています。ここは畑だった筈なんですが、この日の為に畑が無くなっちゃったようです。


料理も手伝う学生達。イサーンでの式のメイン料理は大抵ラープやコイですから、大量の肉を叩きます。ステージ作りから料理まで、助っ人が大勢居て良いですね。そして料理の合間にケーン楽団の練習したり。自分は到着してすぐビール飲み始めちゃったんで、この頃既に酔っぱらってきてますが。


こちらはヤーンタラート郡の子供達(N先生の以前の教え子)の前日リハーサル。彼等とは一年半ほど前に一緒に合宿した仲です。もう皆中学生ぐらいでしょうか。彼等が今回の式のメインの楽団を勤めます。なんだか合う度に成長して大きくなるのもそうですが、もの凄い上達ぶりです。バンコクの我々の子供楽団とは比較にならないノリの良さ。写真はチャープ(大シンバル)担当がジャンプしたところですが、ちょっと見にくいでしょうか。かなり実力がついたので最近は度々ノンカイやウボンラチャタニに遠征しているそうです。ケーン担当の子は合間々にちょっとでも時間が空くと「教えてくれ」と度々せがんでくるる程で、貪欲に吸収しようとしているのが分かります。こういう所もバンコクの子供達とは大違い。

この日N先生宅は子供達やら学生やらで満杯なので我々はホテルに宿泊。大幅値引き中の上、他の学生と部屋をシェアしたらゲストハウス並の費用、心地よいベッドでとてもよく寝られました。朝からビール飲んでたせいかもしれないけど。

翌日は式の当日。


結婚式。プラーム(祈祷師)によるバイシースークワンとプークケンの儀式です。「マードァー(魂よ来たれ)」の掛け声はいつ聞いても良いものですね。式は普通にイサーン式ですが、普通と違うのは我々ケーン楽団が常に演奏している所でしょうか。こういうのも良いですね。


外の舞台は全体を通して子供達の楽団が担当。ですがカラシンやマハサラカムの演奏家が次々と参加するのでかなり豪華でした。写真左はフォーンプータイ、写真右は以前マハサラカム大学での合宿でお世話になったモーケーン・アーチャー先生と学生モーラム。この若いモーラム、名前を聞き忘れましたがあちこちの催しで一年中活動しているそうです。

この日はムクダハンのプータイ、モーラムサムリーとピー・プータイ演奏家のポーメークさんが来ていて、自分はケーンでラムプータイの伴奏に参加させて頂きました。ラムプータイの最初から最後まで参加できたのは初めてなので、自分には貴重な体験となりました。


写真はポーメークおじさんからピー・プータイを譲ってもらって喜んでいるアーチャー先生。ポーメークさん、到着するなり他の人達との挨拶もそこそこにケーンを見ると一直線にそれを掴み取りに向かう所を見て笑っちゃいました。どんだけ好きなんだと。

自分はこの日の夜のバスでバンコクに戻る必要があったので最後まで見られませんでしたが、朝から晩まで飲んでは演奏しっぱなしの二日間、楽しい結婚式でした。