2006-06-25

ちょっとした収穫

先週は子供楽団の主要メンバーのほとんどがロシアへ演奏旅行に行ってしまい、練習場は少人数でのんびりと基礎練習の延長のようなことをして過ごした。こんなんだとやはり、あまり楽しくないですね。

そして今週は皆帰ってきたと思いきや、今度はいつも来ている先生が誰も来ない。一人はドイツへ演奏旅行、一人は別の仕事、あと一人は体調不良で休み、なんて状態。以前若い先生が4人ぐらい増えたはずなのに、どうやら数週間の研修で一時的に来ていただけだったようだ。

その代わりに来たのは去年スワンルワンの舞台で日本人とイサーン人が腰の振りを競うネタをやった時に相手をした先輩。あの頃はパラム9プラザでお笑い芸人をやっていたけど今はもうやっていないそうだ。この先輩は子供の扱いが苦手らしく、どうリードしたものか困った感じだったので、休憩時間に僭越ながら普段師匠がどんな感じで楽団を引っ張っているか意見した。

そしてもう一人手伝いに来たN先生はケーン専門の演奏家なので、停滞気味の自分の現状や今後の練習方法について、ここぞとばかりにいろんな質問をした。更にはイサーン楽器の産地訪問の為の連絡先まで教えてもらった。なので、今週は意外な収穫が有ったと思う。N先生の紹介で、できれば来月辺りに産地に行ってみたいと思っています。

2006-06-09

王位60周年

王様の即位60周年で、今バンコクは盛り上がっています。

今日6月9日が丁度60年目だそうで、公的機関は来週13日頃まで公休。よって文化センターでの練習もお休み。交通も激しく規制されているので、どこにいくのも大変そう。

個人的には12日のサッカー日本代表の試合を日本人が集まる場所で見たいと思うけど(どこで見るべきか、まだ分かりませんが)、それ以外は部屋にこもって居ようかな、という感じです。

2006-06-05

ポンラン少年チャンプ

青少年ポンラン楽団の「ポンラン」というのはいわゆるイサーン地方の木琴のことで、そのポンランを中心に他のイサーン楽器と編成した楽団のことをポンラン楽団(วงโปงลาง)と呼びます。

そのポンランを叩くメンバーの中に、一人ずば抜けてレベルの高い子供が居て、既に職業プレーヤとして通用するだろうと思われます。歳は聞いたことがないですが、たぶん中学生ぐらいでしょうか。聞いた話では、ポンラン・コンテストの少年の部でチャンプになった事が有るようです。

このぐらい上手いと、ポンランと太鼓だけでも結構なパフォーマンスができちゃいます。以下は先日の豪雨で練習が中断した時に遊んでいた時のビデオです。

ポンランと太鼓(3MB)
自分のデジカメが30秒しかビデオ取れないので残念ですが、30秒だけです。

2006-06-03

定例演奏会

文化センターにて、月に一度の定例演奏会。

例によってポンラン楽団が出るのは最後。それまではタイ中央の古典楽器と舞踊。見ている人もほとんど何かの出し物の出演者です。野外ステージでフリーだから誰でも自由に見れるんですけどね。

この日は豪雨で午後の練習が中断、その上いつもメインでやっているベースとピンが先に帰ってしまった。ポンランのスタンダードではないモーラムシンの曲とかイェーム・ヤソートンのルクトゥンとかをやるので、慌てて他の人にベースラインとかを確認、どうにも不安なので「おまえベースやる?」とか師匠に言われたけど、こっちも普段やってないことを舞台でやるのは不安なのでお断り。

嫌な予感の通り、次何だっけー、という状態でキーEmのモーラムの出だしで10小節ぐらい入れず。ケーンってキー切り替えるのに前もって頭切り替えないと混乱するんです。小ネタを入れつつ、次のイェームのルクトゥンはキーF、ここで直前に曲の流れを教えられたピン奏者が終わり方がわからなくなって迷走。無理やりなんとなく終わる。

まぁ定例演奏会なので心配することはないけど、ここ最近で一番酷い出来だったかも。
イェーム・ヤソートン:人気コメディアンのマムチョクムクが監督・主演のコメディー映画。ヤソートンの昔を描いたもので、セリフはイサーン語で標準語の字幕がついています。かなりヒットしました、自分もVCD持っています。我々日本人は彼のことを「タイのビートタケシ」と呼んでいます。実際コメディアンで映画監督で、顔もなんだか似ています。