2015-03-31

ラートプラオにて

2月13日(金)はTV局のスタジオ収録へ。

歌手の後ろでケーン吹く人が足りないとかで呼び出されたんですが、丁度手元に楽器が無い時に呼ばれたので楽器探しが大変でした。楽団の高校生が学校の備品のケーンを送ってくれましたが、タクシーにケーンだけ載せて運転手さんが運んで来ました(笑)。


TVを見るのはクーデターとか洪水とかの大事件の時だけなので何の番組か分かりませんが、歌の収録をしているのでたぶん歌番組でしょうけど観覧客は居ない様子。あとから客席とか歓声とかをハメ込むようですね。


楽屋は部屋中が化粧道具だらけです。自分もなんか顔に軽く粉を塗られました、人生初化粧。ですが、なんか塗っても塗らなくてもたいして変わらないようでした。

隅っこの暗がりに居るスタジオ・ミュージシャンの人達。スマホではちゃんと写らないくらい暗い。こんな暗がりで一日中演奏してるんだから大変ですね。

即時打ち合わせでこの人達が歌手の声と合わせる為にキーがころころ変わります。Amスケールのケーンしか無いのに歌の後半がCmとかBmとかになっちゃって、どうしろっつーの?という感じですが、まぁ2,3個音が出てればいいやという投げやりさでした。こういう世界じゃケーンとかはただの飾りかな、と。

この日ご一緒したしたのは王宮方面の教育施設で楽器を教えている先生と、普段催しとかパブとかで演奏している職業演奏家の人です。忙しくしているようで終わったらさっと次の仕事に向かわれました。

2015-03-24

1月17日(土)はシーロムにて。最近のシーロム通りは週末に歩行者天国になる事が多くて、屋台が並んで食べ歩きとかできるようです。

通りに設置された舞台。2車線分の幅なので小さめです。

今回はC先生が率いる「チーム・コートーモー」というポンラン楽団に参加。コートーモー(กทม)というのはバンコク都の意味でして、バンコク都庁に関連した楽団です。

内容は通常のポンランの舞踊セットに加えて男女歌手コンビの歌がたくさんと、クローンヤーオの団体の太鼓など。自分はC先生の話の相手で日本語喋ったり、女性歌手のラムローンにケーン入れたり。ラムローンは異常に感情を込めて歌うという半分ネタのようで、いまいち掴めなくてデタラメ気味でした。

休憩時に男性歌手の人と話したら、「ネタで日本人のふりをするタイ人だと思っていた」ということで、これは喜ぶべきなのか残念なのか、どうなのか?

舞台の電源を準備している風景。

電源車から給電されている配電盤をじっと見るC先生達。どこを配線するか考えている様子。

「これだろ、えいやっ」と接続。

無事に舞台の電源が入りました。

末端でも240Vだから間違えると死にますよね。タイでは素人工事が多いし漏電火事とか頻繁に起きてますが、こういうの見ると納得です。


チーム・コートーモーのダンサーのみなさん。
ほぼ職業ダンサーということで年齢は高めですね。

2015-03-20

1月14日(水)は子供楽団はディンデーン区のお寺ワット・タパーンの寺祭りへ。2009年のデモ鎮圧で死傷者が何人も出た「ディンデーン三角」と呼ばれる三叉路の近所です。

狭い境内に舞台設置。ここでは2年前の寺祭りで一度やってるんですが、住職の方が子供楽団に急遽、また来て欲しいということで駆けつけました。機材調達に急ぎすぎてちょっと問題が起きたようですが…(内容は省略)。

演奏前の祈祷、酒やタバコや花を捧げて過去の師匠達を祀ります。最近あまりやらなくなりましたがたまにやるとなんか気分良い。

演目の間に地元の子供達のダンスとかたくさん挟みます。踊り子が一斉に左右にステップすると舞台が揺れてめちゃ怖いんですが、実際重たいポンランが倒れて危うく怪我する所でした。

ポンランの組み立て式の土台は長年使ってると木のホゾとかが緩んでくるので補強修理とかしないと危険です、と思いつつ、皆なかなかやらないんだよな。

ここでの2年前の催しの時は電力が足りなくて途中3回ぐらい停電して大変でしたが、今回は最後まで無事でした。お寺がしっかり対策されたようです。

全部で4時間程の舞台、やっぱりお寺の催しは楽しいですね。

自画撮りするダンサー達、変な顔し過ぎ。