2008-07-25

ウボン旅行1

7月14日(火)は友人の田舎でのホームスティの為にウボンラーチャターニー県(ウボン)へ向かう。

普段なら二等寝台車で寝ながら行くところですが、18日がカオパンサーという仏教上重要な日であり、ウボンで行われる祭りとしては最大のロウソク祭りの時 期ということで座席は一週間前で全て売り切れ。まぁその祭りを見る事も目的だったのでしょうがない、仕方なくバスで行く事にしました。

バンコクのモーチット発の長距離バスはナコンチャイエアー社の新型。総座席数が少なく、広々とした座席は背もたれ、座椅子、ふくらはぎの辺りを置く場所の三箇所が全て電動で調節できる優れものでした。写真はその操作の説明パネル。おまけにマッサージ器もついてますが、これはバスの振動が強くなるだけみたいな、あまり使う気になりませんでしたが。

なんにしても思ったより遥かに快適で良かった。まぁ二等寝台に比べたら料金は3割ぐらい高くなっちゃうんですが。

夜明け前にウボン市内のバスターミナルに到着。コーヒー飲んだり歯磨きしたりと一休みしたら、通常バスで一時間、50km程のタラカーン郡に向かいます。これは大した距離では無いんですが、我々のすぐ前の座席に乗ったヨーロッパ人バックパッカーのカップルが尋常じゃない臭いを発していて厳しかった。長いこと風呂に入ってないのか?何だかわかりませんが、これは厳しかった。座席は満杯で移動もできないので耐えましたが。

朝7時過ぎにはもうタラカーン郡の中心地に到着、トゥクトゥクで5キロ程のホームステイ先の村に向かいます。行程がたくさんのようですが、バンコク出発から約12時間あまりで目的地に到着しました。

この村に来るのは一年半ぶりぐらい。道がコンクリート舗装されて歩きやすくなっていた事を除けば何も変わっていないように見えます。村の産業といえば農作業と竹製品がほとんどですが、男性は夜になると日雇いの運送業や食用蛙の捕獲に出かけるようです。

到着時は、おばあちゃんが若者に竹の編み方を教えているところでした。川で魚を取る時に水を仕切きる道具で、「ファーリー」と呼ぶそうです。

早速自分も教えてもらって編んでみましたが、やり始めてすぐに汗が噴出してきました。とにかく暑いんです。30分足らずでギブアップしました(弱)。あと竹って、慣れないと指が痛いですよね。ささくれも有るし。

とりあえず手伝うのは止めて(?)、隣の家の竹職人のじいちゃんを見学。

この人は腕前が良いので評判だそうで、朝から夕方までいろんな物を作りつづけてます。小さい物から大きな物まで。何が凄いって、最初に竹を裂いて材料にする時点でもう既に綺麗なパーツになってることが凄いですね。細い竹で編んだ籠をしげしげと見てたら、「おまえにはまだ無理だ」だそうですが、自分は挑戦する気は有りませんよ、という感じ。


こちらは魚を捕まえる罠として使う道具と、その作成中のもの。内部は入った魚が出られないような複雑な構造をしている。

使い込まれた仕事道具のこんな大きな籠も、よく見るとよくできてる。

「花壇用の器を、何も指図しないから好きなように作りなさい」と言われて自分が作ったのがこれ。
それはもう、酷いものが出来ました。その後、果たして使われたのかどうかは知りません。


日中はとにかく暑いです。田舎の人は農作業が無ければ寝てばかり居て、とか批判する人も居ますが、実際この陽気では、寝ないと倒れちゃうんじゃないでしょうか。自分も今回の滞在中は、かなり昼寝しました。
上の職人さんとは反対隣の家のおじさんの寝姿。
ハンモックって気持ち良いですよね。写真上部では犬も寝てます。

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