ナコンサワンのチャオプラヤー川の特設ステージにて、Lavelle Entertainment 主催の "Second World Musiq Festival Chinese New Year" という催し物が今月11~22日まで行われています(スケジュール)。13日はN先生とA先生のプータイ・カラシン楽団が出るということで、自分もケーンで加わらせてもらいました。
夕方ナコンサワンのパークナムポーはチャオプラヤ川の基点。その川岸の特設ステージに到着。インドの Sutapa Bhattacharya というバンドがリハーサル中で、N先生が口琴で参加していた。
この口琴はイサーン楽器の一種でフン (หึน) と呼ばれる竹で出来たもの。びよ~んびよ~ん、と面白い音がする。
そして我々のリハーサルではスリンからきた盲目のソー・カメーン演奏家のディップ (อ.ดิ๊บ) さんが加わって、なぜかI-IVのブルース進行。どうやらいろんな民族楽器でセッションするという趣向らしい。ソー・カメーンはスリンで見たカントゥルムのあれですね。あの独特の旋律は今でも耳にこびり付いてます。それにしてもディップさんノリノリだった。
夕食を取って宿で10分休んだらもう時間ということでステージへ。ラム・プロァーン、プータイ・カラシンで舞踊を交え、ケーンが日本人ということで例によってインタビューされ、ちょこっとソロをやらしてもらった。そしてタイの三地方の笛の競演、最後はI-IVのセッションで締め。ディップさんノリノリ。
約1時間のステージでしたが、周りが全部プロな人ばっかりなのでかなり緊張した。セッション中に先頭に引っ張り出してもらったりして面白かったけど。
そして我々の次に演奏したインドの Sutapa Bhattacharya はタブラとスライドギター(シタールのようにドローン線がいっぱい付いている)と女性ボーカルのバンド。これは見ていたらかなり好きになりました。
やっぱりタブラは凄い。音も凄いけど、片手で高速ビートを刻みながら空いた手でメガネ外してゆったりと汗をぬぐっているのを見て、なんだこりゃすげーと、もう笑ってしまった。終わった後、何年やってるの?と聞いたら「物心ついてからずっと、家族は全部ミュージシャンだから」とのこと。タブラは奥が深いんでしょうね。
終わってから控え場で女性ボーカルの人が使っていたインドのハーモニアムという楽器を説明してくれた。後ろにジャバラがついていて、前のレバーでキーを変えられる。構造的にはアコーデオンとほぼ同じでしょうか。はじめて見た。
この催し物はスポンサーがビアシンでビール飲み放題なので、終わった後際限なく飲んでしまった。グラミーのプロデューサーのおじさんとベースの人と記念撮影、完全に酔っている。
この後宿でも飲み続けたんですが、良く分かったのは「ケーンは酔っ払うと全然ちゃんと吹けない」ということですね。深夜にダウンして、朝5時にたたき起こされてバンコクに向かいました。
4 comments:
タブラって写真中央左の太鼓のことですか?日本の鼓(左肩に乗っけて、イヨーッポンってやつ)が太ったみたいなかっこしてますね。どんな音だか聞いてみたいぞ。
kazuさん。三日ネットにアクセスできなかったので遅レスですが、このサイトのTabla soloとか、どんな音かよく分かって良いかもです。
http://web.mit.edu/chintanv/www/tabla/tabla.html
遅ればせながら聞きました。
うーん、深い。
インド侮りがたし。
聞きましたか。凄いですよねタブラ。
曲長いけど(笑)20分辺りからの盛り上がりが好きですねー。
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