2011-12-07

革をやってみる

ケーン作り用のナイフのカバーとか楽器ウォートのケースとか、今まで紙とかで作ってたんですが、もうちょっと見た目がなんとかならないかと思っていたので、革で作ってみました。レザークラフトとか全くやった事無いのでとりあえず適当ですが。


まずはナイフのカバー。革とカシメだけで簡単に済ませました。たったこれだけでも後で考えると改善すべき点が色々思い浮かびますね。

革は細切れで売っている、一束25バーツ(63円ぐらい)の物 です。


次はウォートのケースを作ってみました。いきなり高度になって四苦八苦。ネット上に駒合わせ縫いとかの説明が有ったのでトライしましたが、これは初心者には難しすぎました。

革は豪勢に700バーツ(1750円)分ぐらい用意しましたが、この為に使ったのは2割以下でしょうか。あと5個ぐらい作れそうだけど、しんどいです。


次はいきなり日用品でバックパックに付ける携帯用ケース。難しい手法には懲りたので最も簡単と思われる方法(柔らかい革を塗い合わせて裏返すだけ)です。

革は最初に買った25バーツ細切れの残り。


裁縫道具が散乱する状況になってきたので、ネット上で見つけた達人のサンプルをそのまま真似してカバンを作ったんですが、真似して作ったはずなのに妙に汚い(笑)。まぁ初心者はこんなものでしょう。 道具を入れる部分、5cm間隔で縫ったのは狭すぎてカシメ打ち台が入らないので一部をボタンに変更、縫い目が残った(笑)。革は今までの物の残り。

ここで再度、ウォートのケースに挑戦。形は最初の考えで問題無いと思ったので同じですが、前回のトライで難しいポイントが学習できたのでなるべく失敗しにくい方法に。あとベルト用の金具は使いにくいと感じたので革紐とボタンにしました。写真右の右側が作りなおした方。縫い目とかはだいぶ改善したと思います。最初のトライで縫うのが凄くしんどいと思っていたのは最初の穴開けに問題が有ると分かりました。針が通る角度を考えた上でしっかり開けると縫うのに力は要らないし綺麗にできるようです。でも4本刃の平目打ちしかないので底の丸い部分は綺麗にできないですね。また道具買おうか…。

これはタイだけかもしれませんが、道具の平目打ちや菱打ちは刃の数で値段が決まっているようです。平目は刃一本に付き30バーツだから4本目だと120バーツ。菱打ちなら刃一本につき40バーツとかでした。後で気づきましたが、刃の並びには少々ばらつきが有るので買うときによくチェックした方が良いでしょう。

バンコクで革細工ならスアパー通り(ถนนเสือป่า)とその周辺のソイに行くと革屋や道具屋がたくさん有ります。今回は全く知識無しで行ったんですが、やりたい事を言えば必要道具や使い方を丁寧に教えてくれる店が有りました。そういう店を選んで買うのが良いですね。


追加 12-25:

ケーン作り修行の道具であるマイセンとノミやリンを入れるケースを作ってみました。
真ん中の箱も縫い目も、真っ直ぐにできた部分がほとんど無い、という感じで革細工の難しさを思い知った出来上がりです。最初2つ折で作ったけど気が変わって後で蓋を足したりして。きっちり計画してから始めないと後で余計に難しくなるという事も分かりました(笑)。


それから、ケーン作りのナイフ用の一本指グローブ。竹を切り離すときに擦れて痛い人差し指、それと掌をナイフに押し付けるのでそこを強化してみましたが、装着してみるとどうも不自由な感じでしっくりこない。結局実用には至らず。また考えよう。

革細工のページをいくつか見てみると、どうもグローブ類は非常に難易度が高いというのが定説のようで、どうりで難しいわけです。

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