2008-08-13

学生ポンラン楽団コンテスト

追記 8-16: タイトル付け忘れてました。

8月10日(日)と11日(月)は学生ポンラン楽団コンテストを見学。

全国から応募してきた学生による楽団をビデオ審査し、残った楽団が実演で競うという年に一度の催し物です。去年も見に行きましたが、今回も同様に国立競技場のステージで行われました。去年の一日4楽団に対して今年は一日7楽団と大幅にボリュームアップです。

写真は会場でのシルクの機織りの実演。ポンランといえば発祥地のカラシン県。カラシンといえばタイシルクですね。 カラシンのシルクは「プレーワー・カラシン」と呼ばれまして、舞踊のスタンダード・ナンバーにも同名の物が有ったりします。

コンテスト一日目は18歳以下の部。

といってもほとんどは学校単位での応募ですから、楽団によってはどう見ても中学生以下のメンバーしか居なかったりして。

写真はカラシンの楽団。半裸で踊る男は「ガップ・ケップ」と呼ばれます。これは手に持っている打ち木の名前でもあります。これを打ち鳴らしながら踊るのでそう呼ばれるようです。

こちらもカラシンの楽団。この女性の歌が凄く良かった。高校生ぐらいでしょうか。

やはり本場のカラシンですね。この日出場した7楽団中、3楽団がカラシン県から来ていました。


一日目で個人的に最も好きだったのがこのスリン県の楽団。 ポンランと言えばイサーン音楽ですが、スリンと言えばカントゥルム。演奏も全体にカントゥルム風味で、もちろんソー・カメーン(クメール胡弓)も居ます。そしてカントゥルムの曲になるとダンサーは飛び跳ね、走り回り、首を振って踊り狂います。これは霊が憑依した表現でして、最後はバタっと倒れて霊が抜けた表現で終わります。この楽団の太鼓奏者がまた凄く上手で、カントゥルム風味のリズムで観客は踊りまくってました。やはりクメール文化ですね。


そして二日目は大学生の部です。

午後1時に始まると聞いていたのに何故か3時開始。なので準備中のラムカムヘン大学の人達を訪問しました。以前大学で二日間一緒にやった人達です。ソムタムとごはんをご馳走になりました。

写真は舞台で使うバイシーを作成しているところ。ちゃんとバナナの葉っぱとロウソクで作ります。随分大きいですね。

そのラムカムヘン大学の演奏。

実はこの日は舞台裏で酒盛りになって酔っ払ってしまい、あまりちゃんと聞けませんでした。わざわざ見に行ったのにもったいないですね。

結果はなんと、そのラムカムヘン大学のポンラン楽団が優勝しちゃいました。イサーン地方の楽団を差し置いてバンコクの楽団が優勝というのは想像もしていませんでしたが、去年も準優勝だったので以前から実力は十分なんですね。何にせよ、おめでとうございます。ちゃんと見てなくてすいません。ビール3本も飲んじゃったので。

臨時に設置した祭壇でお祈りしているのはオカマさん。もはやラムカムヘン大学の名物ですね。結構美人?

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