2007-02-14

ナコンサワンにて

ナコンサワンのチャオプラヤー川の特設ステージにて、Lavelle Entertainment 主催の "Second World Musiq Festival Chinese New Year" という催し物が今月11~22日まで行われています(スケジュール)。13日はN先生とA先生のプータイ・カラシン楽団が出るということで、自分もケーンで加わらせてもらいました。

夕方ナコンサワンのパークナムポーはチャオプラヤ川の基点。その川岸の特設ステージに到着。インドの Sutapa Bhattacharya というバンドがリハーサル中で、N先生が口琴で参加していた。

この口琴はイサーン楽器の一種でフン (หึน) と呼ばれる竹で出来たもの。びよ~んびよ~ん、と面白い音がする。

そして我々のリハーサルではスリンからきた盲目のソー・カメーン演奏家のディップ (อ.ดิ๊บ) さんが加わって、なぜかI-IVのブルース進行。どうやらいろんな民族楽器でセッションするという趣向らしい。ソー・カメーンはスリンで見たカントゥルムのあれですね。あの独特の旋律は今でも耳にこびり付いてます。それにしてもディップさんノリノリだった。

夕食を取って宿で10分休んだらもう時間ということでステージへ。ラム・プロァーン、プータイ・カラシンで舞踊を交え、ケーンが日本人ということで例によってインタビューされ、ちょこっとソロをやらしてもらった。そしてタイの三地方の笛の競演、最後はI-IVのセッションで締め。ディップさんノリノリ。

約1時間のステージでしたが、周りが全部プロな人ばっかりなのでかなり緊張した。セッション中に先頭に引っ張り出してもらったりして面白かったけど。

そして我々の次に演奏したインドの Sutapa Bhattacharya はタブラとスライドギター(シタールのようにドローン線がいっぱい付いている)と女性ボーカルのバンド。これは見ていたらかなり好きになりました。

やっぱりタブラは凄い。音も凄いけど、片手で高速ビートを刻みながら空いた手でメガネ外してゆったりと汗をぬぐっているのを見て、なんだこりゃすげーと、もう笑ってしまった。終わった後、何年やってるの?と聞いたら「物心ついてからずっと、家族は全部ミュージシャンだから」とのこと。タブラは奥が深いんでしょうね。

終わってから控え場で女性ボーカルの人が使っていたインドのハーモニアムという楽器を説明してくれた。後ろにジャバラがついていて、前のレバーでキーを変えられる。構造的にはアコーデオンとほぼ同じでしょうか。はじめて見た。

この催し物はスポンサーがビアシンでビール飲み放題なので、終わった後際限なく飲んでしまった。グラミーのプロデューサーのおじさんとベースの人と記念撮影、完全に酔っている。

この後宿でも飲み続けたんですが、良く分かったのは「ケーンは酔っ払うと全然ちゃんと吹けない」ということですね。深夜にダウンして、朝5時にたたき起こされてバンコクに向かいました。

2007-02-12

トーンカム・タイクラー

先日トーンカム・タイクラー(ทองคำ ไทยกล้า)というモーケーンのmp3をネットで得られると聞いて検索していたら、有りました。

ฟังลายแคนเฒ่าเก่าที่นี่

チュラロンコン大学のイサーン文化芸能愛好会の掲示板ですが、ソムバット・チムラートとトーンカム・タイクラーのmp3を合わせて20曲以上公開しています。ページ上のplayボタンはIEで無いと動きませんが、ソースを見ればmp3をダウンロードできます。

同時にこのページにはケーンのモード(ラーイ)の解説があって、全体をターン・ヤーオとターン・サンの二つに分け、それを細分化する方法で分類しています。この辺の話は地方毎、モーケーン毎に主張が違ったりしますが、一つの考え方として参考になると思います。

実はトーンカム・タイクラーはこれまで聞いたことがなかったんですが、澄んだ良い音ですね。特にライ・ソイは、現在よくある荒っぽい感じが全く無く、古いタイプの演奏の優雅さが感じられます。


070617 追記: 上のリンクは無くなってましたが、同じ物が以下に有りました。こちらは解説も充実しています。

แคน... ลายแคนเฒ่าเก่า

また無くなったらgoogleに訊ねるということで。

2007-01-13

子供の日

毎年1月の第2土曜日は子供の日。例年なら文化センターでたくさんの催し物があるんですが、今年は目立ったものは何も無し。年明けの爆弾事件の影響ですね。

朝敷地に入るのにも見張りの兵隊の人に荷物を調べられました。特にケーンのケースは丁度ライフルのケースにそっくりな形なので、「それは何」と真っ先に指差してくる。練習場までの2箇所で調べられました。冗談の一つも言いたいところだけど、止めたほうが良い気がしたので普通に協力。どの兵士も「ほぉ、ケーンか」と妙に関心しますが。

この日行われたのはドイツのタイ寺から来た坊さん達を招いて儀式だけ。一般的に「リアン・プラ」と言われる儀式ですが、坊さん達に食事を献上して食べてもらう。普通と違うのは伝統楽器の演奏をバックに奏でながらなことかな、多少優雅かもしれない。食べてる間皆がじっと坊さん達を見つめているので食べにくそうだけど。

坊さん達が食べた後、他の人も食事を頂く。踊りの先生達が取ってきたのは思いっきりイサーン料理ばっかり。いつも食べている物と大して変わらないけど美味だった。

踊りの先生達、ほんとうにうまそうに食べる人達です。

そんなわけで去年のような舞台などの催し物がめじろ押しの子供の日を期待していたのですが、寂しいものだった。やはり爆弾事件の影響は大きいですね。