この日はちょっと珍しい儀式を見学しました。昔アメリカに行った有名な高僧が居て、その高僧の仏像を作る儀式ということです。
まず読経の中、既に作られて設置された型に、溶かした金属を流し込みます。そして他の儀式を行う間、一時間ほどで固まるのを待ってから型全体をひっくり返します。
型の上部を削り取ると…、顔が出てきました。お坊さんが記念撮影しています。今回の儀式中は、この顔の部分だけの公開のようでした。
いやー、こんな儀式が有るんですねぇ、初めて拝見しました。
と、貴重な儀式を見学しながら舞台設置。今回ご一緒したのはC先生が率いるコートーモー・チームと呼ばれる人達。コートーモーとはバンコクの事です。
いつもの寺祭りに有りがちなオンボロ機材と違ってなんだかPAが立派、と思ったら隣の学校の機材を借用して来たようです。いいなこれ。
舞台裏でくつろぐ我々。4時間の長丁場です。演奏はともかく長時間立っている事がキツイですね。
ところで、何だかピアノ、キーボード、サックスやら色んな音がガンガン聞こえてくるなぁ…と思ったら。
ピンにギターシンセが装着されてました。ここまでやっても3本弦のイサーン楽器であるピンを弾いている事には違い無い?というこだわりでしょうか。ピン+ギターシンセ、その見事な使いこなしっぷりは、さすが職業演奏家です。そんなわけで、久々に寺祭りの体験でした。お笑いとかてんこ盛りの長時間なので疲れますが、これが地方だったら一晩中とかやるのが普通だったりします。
像のモデルとなった高僧の写真、サートゥ。