2005-12-18

タマサート大学

タマサート大学にて師匠の仕事に同行。

大学の敷地を目いっぱい使った巨大な同窓会の為に、校庭のど真ん中で演奏。

今回は他の師匠の弟子が大勢来ていたので自分は出番が無かった。

2005-12-13

スワンルワン

スワンルワンにて師匠の仕事に同行。

スワンルワンはシーナカリン方面にある大きな公園で、植物やOTOP製品(タイの一村一品運動)の市場がある。常設ステージもいくつか有って、度々無料コンサートが行われている。

師匠はすっかり司会業に夢中で、今回はオカマのネタの為にTシャツの下にブラまで仕込んで来た。最近は暇さえあればネタを考えているようだ。

今回も「ケーンを吹く日本人」のネタでいろいろいじられる。対抗するのは「本物のイサーン人」ということで演奏する時の腰づかいを競い合う。当然かないませんな。相手をした先輩は毎晩パラム9プラザでお笑い芸人をやっている人なので、お笑いネタは得意。

2005-12-12

ムアントンタニ

バンコクの北、ムアントンタニにて、子供楽団と自動車エクスポの会場で演奏。

踊り手は化粧だけ全部済ませて来るので、こんな厚化粧で搬入。

エクスポ会場の玄関に設置したステージで、よくあるネタとして「日本人ケーン奏者にインタビュー」みたいなことをやるんだけど、司会の女性がちょっと緊張していて無理に英語で話し掛けてきたりして、余計わかんない。

じゃぁちょっと吹いてみて、と話が進むんだけど、その緊張感に影響されたせいか途中でメロメロに。後ろのメンバーに大笑いされた。

2005-12-11

バンコク都庁の楽器倉庫

先日の政府官邸に行く前に、師匠の職場であるバンコク都庁にお邪魔した。

都庁には楽器倉庫があって、タイの伝統楽器や儀式で使う道具などが大量に保管してある。写真はほんの一部分。

倉庫であると同時に師匠達の練習場でもあるようで、ここで毎日打ち合わせや練習をしているようだ。

2005-12-10

政府官邸

政府官邸での師匠の仕事に同行。

シーゲームズから帰った選手の歓迎会で、ポンランサオーンのバックに参加させてもらった。これは自分としては大イベント。ちょこっとテレビにも映ったようだ。

終わった後、舞台裏でポンランサオーンの歌手に「こいつ日本人なんだよー」と紹介されたんだけど、お互いにワイして「ありがとう」と言って微笑んだだけだった。

2005-11-27

クロントーイ青少年センター

クロントーイ地区の青少年センターにて、師匠の仕事に同行。

この日は演奏に参加させてもらった。内容はほとんど知っているスタンダード曲なので、やれと言われればいつでも参加できるのがこの分野の楽しいところ。ただし、B♭mとかCmの曲が出てくると、全音階の楽器であるケーンはお手上げ。

写真の師匠は徐々に司会役や歌手役をこなすことが増えているように見える。何か目指すものがあるのかな、と思うこの頃。

2005-11-25

二本目のケーン

度々リン(リード)が不調になる量産品のケーンは、わざわざ職人に修理を依頼する価値は無い、ということで新たに購入。

左が今回購入したもの。全体に小さめなので指運びが楽に感じる。繊細な音が出せる反面、音量は若干小さい。

コンケンの職人による完全受注生産で3週間ほどかかった。いっそ何本か持っていても良いのだけど、楽器の為には毎日吹くのが理想で、使わないでいると状態が悪くなってしまうので考え中。

またどんなに良い物でも何ヶ月か使えばメインテナンスの必要が出てくる。反面、きちっとメインテナンスすれば10年経っても使える。

2005-11-17

ローイクラトンの日

ローイクラトンは川にクラトン(灯篭みたいなもの)を流して川の神に対して水の恵みへの感謝と水を汚すことへの許しを請う祭だけれど、実際ほとんどの人は願い事を念ずるのが主目的のようです。

この日はBTS競技場駅(マーブンクローン前)でクラトン(灯篭)のコンテストがあって、駅の中に設置したステージでの子供楽団の演奏。駅構内を激しく混雑させました。

写真は準備中のステージ上で飯を食う我等。後ろにちらっと見えるのは建設中のサヤーム・パラゴン。

2005-11-13

バンコク都庁前

師匠達の仕事を見にバンコク都庁前へ。

シーゲームズの選手達を送り出す催し物がバンコク都庁の前で行われて、ポンラン楽団が歌と踊りで花を添える、という趣向。

師匠達は毎日このような細々とした仕事をこなしている。また、ほとんどは都庁の文化部門に所属する公務員でもある。

2005-11-07

プラチンブリ県に遠征

子供楽団とプラチンブリ県に遠征。

プラチンブリはバンコクから約300km東の県で、貸切バスで行った。森の中にあるお寺での無料コンサートです。演奏中撮る人が居ないので準備中の写真しかないけど。

終わった後、カブワン・ヘーと呼ばれる太鼓を叩いて奇声を発しつつ踊りながら行列で練り歩く儀式があったので、先頭でケーンを吹く役をつとめさせてもらった。一人で延々と吹かなくてはいけないので緊張したけど、これは楽しいものです。

子供達はほとんど遠足状態でバスの中でも始終ハイテンションなので非常に疲れた。おまけに帰りにアランヤプラテートに買い物に行って、もう完全に遠足。

2005-10-06

ウボンのモーケーン

ウボンラーチャタニの友達の家でホームステイ。

ケーンを習っている自分の為にモーケーン(ケーン奏者のこと)を呼んでくれた。
ポンラン楽団でのケーンとは奏法が違って興味深かった。土地の旋律もいろいろ聞く事ができた。

しかしこのモーケーン、演奏するために来たのになぜか手ぶらで来た。なので、吹いているのは自分が持っていったケーン。

2005-10-04

プラチョムクラオ大学

パラム9橋を渡った川向こうのプラチョムクラオ大学で

Anniversary of Thai-French Innovation Center

という催し物の為に演奏。

見物客はファラン(西洋人)ばかりで、イサーンのパフォーマンスが珍しいのか一生懸命写真を取っている人も居ました。

終わった後、舞台上でお小遣い一人100Bづつ配られました。100Bというとビアチャンを3本買うことができます。自分はタイに来てから毎日ビアチャンを飲んでいて、おそらく年間500本以上飲んでいます。

2005-09-03

お披露目会

ケーンを習い始めてはや3ヶ月。子供達のお披露目会に参加するようになった。団体では経験を積ませる目的で、度々コンサートを行っている。

文化センターの中庭のステージで、誰でも無料で見ることができる。



ところがこの日は突風で、舞台上に設置した柱が倒れて中止。ちょっと危なかった。

2005-08-27

なんか撮影

いつも通り練習に行ったら、中庭でなんか撮影してた。踊りの内容は分からず。
うーん、綺麗。

2005-08-21

リン不調

ケーンのリンの調子が度々おかしくなってきた。リンとはタイ語で「舌」のことで、息で振動して音を発するリードのこと。日本語でも「簧(した)」と呼ぶそうだ。

度々管を引き出して掃除することになるが、完全に直せそうにない。
師匠曰く、「量産品は大抵こういうものだ」とのこと。

思い切って完全受注生産の高級品(師匠曰く、「本物」)をコンケンのケーン職人に発注することにする。出来上がるのは2、3週間後。

2005-08-20

ポンランサオーン・コンサート

師匠達がコンサートに出るということで、見学に連れて行ってもらう。
(2007/3 追記: 検索で来る方が居るようなので写真などを追加)。

ポンランサオーンというイサーン音楽と舞踊の団体のコンサートで、急激に売れ初めてミリオンセラーになってしまった。

取材等で大混雑の舞台裏の様子。

この時のコンサートVCDがミリオンセラーになったので急激に人気が出たように思っていたけど、この大きなホールでコンサートを行うということは既にかなりの人気が有ったのかも。


ダンサーの体に祈祷の文字と絵を書くN先生。文字はタイ語ではなくお寺の僧侶が使うアクソン・タム (อักษรธรรม) と呼ばれるもの。


左の出演者のモーケーンはお笑いやアクション等の役もこなす。通路で向かい合って座っていたのでしばらく話をしたけど、この時はまだ自分のタイ語が下手であまり通じていなかった。ダンサーは舞台用の派手なメイク。

出演者が客席後方からトゥクトゥクに乗って登場した後、臼と杵の踊りでオープニング。

「トゥクトゥクが通るから道を空けて」と言われて最初何のこと?と思ったらそういうことだった。

コンサート終盤、自分の師匠達がエンディングのケーン楽団の出演に備えて準備中。

腰巻の布(パーカオマー)はイサーン地方の正装。

エンディングのケーン楽団。これは壮観な眺めだった。

この時にゲストで出たシンラパ・ヘン・チャート(人間国宝)のプルアンさんだけど、舞台裏の喫煙所で話し掛けてきたおじいさんの言葉が理解できず、「じいさん、何言ってるのかわからないよ」と言ってしまった。後でこの日の特別ゲストの人間国宝だと知って驚愕した。

最後のあいさつで無事終了。

コンサートの内容はVCDで見て頂くということで。

でもコントが多くてあまり理解できないかも。

2005-07-07

ラオス旅行

この週、昔からの旅行仲間とウボン~ラオスのパクセーへの旅行の為に練習は休み。

2005-07-02

翌週

この団体は頻繁に演奏会や遠征をして生徒にパフォーマンスの経験を積ませている。写真は披露会の為のリハーサル。踊り手の赤い腰巻は、タイの伝統舞踏の練習の時に着るもの。

手前の大きな楽器はタイ中央部の伝統楽器。奥にある木琴もタイ中央部の楽器ラナート。どちらも非常に大きい音で体力を使う楽器。

自分はといえばまだ、ひたすらポンラン楽団のスタンダード曲を覚えるのみ。

2005-06-25

ケーンを習い始める

バンコクに住んで一年半程たった頃、ラチャダーのタイ文化センターでケーンを習い始めた。

青少年音楽協会に属するポンラン楽団は、その名の通り若者にタイの伝統音楽を教える為の団体なので、生徒は子供ばかり、先生も若い。

ここに来る前にバンコク内でイサーン楽器の学校を探したがほとんど存在しなかった。ここでも生徒としては対象外だけど、特別に入学させてもらった。

ケーン แคน
イサーン地方の象徴と言われる独特の楽器。ヨーロッパでは「マウス・オルガン」や「バンブー・フルート」等と呼ばれる。
ポンラン楽団 วงโปงลาง
ポンランとはイサーン地方の木琴のことで、これを中心としたいくつかのイサーン楽器で構成されたバンドのことをポンラン楽団と呼ぶ。
タイ文化センター ศูนย์วัฒนธรรมแห่งประเทศไทย
文化庁と同じ敷地にある施設で、伝統音楽や舞踏の伝承に力を入れていて、年間250人程の生徒を受け入れている。地下鉄タイ文化センター駅から徒歩15分ぐらい。