2016-10-08

ケーン修理

9月10月は5~6本のケーン修理をしてみました。


多いのはやはり、ナコンパノム産ですね。構造はあまり変わった物が無いので分かりやすいんですが、高音の管にリードが2枚ついてるのが多いので、それがやっかいです。


これはカラシン産のケーンでしょうか。カラシン産は修理や調整が難しい物が多いと思います。自分が習ったのがロイエトの先生だけだからというのも有ると思います。

時々キースート(黒いヤニ)の代わりにこの白いのを使ってるのが有ります。ラオスでも見かけましたが、何なんでしょうね。機能的にはキースートと同じようですが。太鼓の音調整に使ってるのも見たことが有ります。

ロイエトで習った頃からほとんど実践していなかったので、道具類はまったく変化してません。

ケーンといえばイサーン・ナイフなんですが、これ大きいんですよね。地方の田舎ならナタもって道を歩いてても普通なんですが、バンコクだと日本と同様、これもってて職務質問とかされたら面倒です。リード調整とか、普通の修理ならもっとかなり小さいナイフで良いんじゃないかと思うので何か試してみたい所です。

北部の笛。ケーンやピー・プータイから比べると巨大なリードです。これは自分は吹き方を知らないので調整できませんね。


何本か修理調整をやってみてはいますが、管が割れたとか、息が漏れるとかの修理はまぁなんとかなるんですが、調整はなかなか満足なレベルにはならないですね。
ロイエトの先生の元で助言もらいながらやると、「お、かなり使えるレベルになったな」なんて思うんですが、一人でやるとどうもいまいち。まぁ、ちょっとかじった程度だからそんなもんかな、という感じです。