


こういう儀式だと、イサーン地方の多くではケーンに変わってピンがメインになっていることが多い中、タイ中部にあるこの地域の方が逆に古いスタイルを残しているのかもしれない。


内容はポンランのスタンダードと舞踊、ラムクローン、お笑い役者、観客からのリクエストに応じたモーラムシン、等を適当に織り交ぜたものを、なんと4時間以上。今まで参加した舞台で一番長いものだった。楽器の演奏はいくらでも良いが、立っているのがつらかった。
途中司会兼歌手の人が「ケーン!」と一言だけ。ここでラムクローンに入るのだ、と理解するのに手間取った上、ライヤイなのかスッサネンなのかライノイなのか、何で入るのか分からず。が、ピンがフォローしてくれたので助かった。どうして即座に決められるのかよく分からないが、ピンがライノイだったので合わせて吹きまくっておいた。終了後、司会の人が「よかったよー」と声を掛けてくれたが、たぶん自分が職業モーケーンじゃないどころか外人であることを後で知って誉めてくれたのだろう。やはりそろそろきちんとラムクローンの練習したいところだ。
舞台は夜中0時半ごろ終了、バンコクの学校に戻って片付けが終わったのは2時。お笑い役者の人が「酒飲んでく?おごるから」と誘ってくれて、普段なら喜んで行くところだけど朝から夕方までの練習の後の舞台だっただけにもうヘトヘトなので遠慮した。職業演奏家の人達は毎日こんな感じなのかと思うと感心する。
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