これを改善する方法をA先生に教えてもらいました。
この黒い部分は、ケーンに使われるヤニ「キースート」と同じ物なんですが、製法が若干違っていて常温ではプラスチックのような硬さになっています。ですが、同じキースートですから温度が上がると柔らかくなります。そこでまず、写真のようにライターの火であぶります。10秒ぐらい、動かしながら全体に均一にあぶると表面がぶつぶつになってきます。
表面全体がぶつぶつの状態になったら、薄いビニール袋で覆って木へらか何かで空気を追い出し、密着させます。写真ではポンランのスティックを使っています。熱くなっているキースート全体にビニールがぴったりくっついたら、ビニールの周りの余分な部分を切り取ります。
これで出来上がり。このビニールの膜を付けたまま使用します。そのうち膜が剥げてきますが、キースートの滑りは以前より良くなっているということです。ただ、自分はウォート自体、あまりまじめに練習したことがありません。慣れていないからでしょうが、非常に息を使って苦しいんですよね。以前自分の隣でウォートを吹いていた高校生が舞台上で立ちくらみして座り込んでしまったことが有りますが、これが自分にはよく理解できる出来事でした。
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