2007-09-25

ルクトゥンとか

2008-9追加: 楽団で新しく演奏する機会がある度にメモしていくことにします。音源は検索すればほとんど見つかります。
  • สยามเมืองยิ้ม - พุ่มพวง ดวงจันทร์
    プムプワンによる微笑みの国サヤーム。「タイ人は誇りを持ちなさい~」と朗々と歌います。
  • คาถาขอใจ - หลิว อาจารียา
    緑茶飲料のコマーシャルでの日本語のセリフ「新芽頂戴」から作られた曲が何故か人気に。アイドル歌手のリウはとてもかわいい。
  • มนต์รักส้มตำ - ดวงตา คงทอง
    カンチャナブリー出身の歌手のドゥアンターは孤児でしたが小学校3年で既にコンテスト荒らしだったそうです。
  • เสียงซอสั่งสาว - ศรชัย เมฆ วิเชียร
    ソー(胡弓)がテーマの曲。前半に特徴的なソーのソロが有りますが、これが盲目のモーケーン・ソムバット先生による演奏だそうです。参考: สมบัติ สิมหล้า : เทพแห่งแคน ผู้ไร้ดวงตาแต่หัวใจมีเพลง
  • คนหลังยังคอย - เดือนเพ็ญ อำนวยพร
    ドゥアンペン・アムヌアイポーンにはラムローンの作品が大量に有りますが、ラムシンも歌っています。この人の声は大好きです。

元記事:
ポンラン楽団をやってても演奏機会が有るルークトゥン、歌手のバックだったりBGMだったりするんですが、知らないとまずい曲が結構あるようで、「ルクトゥンは知らない」とばかり言っていられないようです。以下は知っておかないとまずいな、と最近思ったものの試聴リスト。
  • นัดพบหน้าอำเภอ - พุ่มพวง ดวงจันทร์
  • ผู้ชายในฝัน - พุ่มพวง ดวงจันทร์
    プムプアンはさすがに自分も昔CDを買ったりして知っているものが多いですね。
  • สาวอีสานรอรัก - อรอุมา สิงห์ศิริ
    ノーンペンサーオコンケンで始まるのが耳に馴染む為か、この曲をサーオコンケンと呼んでいる人が多いですね。
  • 30 ยังแจ๋ว - ยอดรัก สลักใจ
    30過ぎてもイケてるー、そんな内容でしょうか。先日亡くなったヨートラック・サラクチャイがオリジナルですがカバーも人気。
  • มอเตอร์ไซค์นุ่งสั้น - สุนารี ราชสีมา
    ミニスカートでバイクに乗る娘(タイトルのまんま)。
  • ฮักสาวขอนแก่น
    コンケン娘とモーケーンの話。トレレントレレーンとか歌うのはケーンの音を表しているようで。
  • รักจางที่บางปะกง - ก็อต จักรพรรณ อาบครบุรี
    バーンパコン、これ良いですね。でもすんごい覚えにくいんですが。歌詞を見ても詩的な言葉使いが多くて全然理解できません。ちなみにバーンパコンはチャチョァーンサオ県の南部の郡名及び川の名前で半年毎に淡水と海水が入れ替わるそうで(ここ間違ったことを書いたので修正)、その様子を女心に掛けている、といったところが肝でしょうか。
    [追記: ソットサイ・ルムポートーン(สดใส ร่มโพธิ์ทอง)によるものが原曲のようです。この記事によるとソットサイが最も人気だったのは仏暦2517-2520ということなのでおそらく30年以上前の曲でしょうか。去年4月にパトゥムタニ県で議員として当選していますが今も歌手は辞めていないという記述があります。]
  • หนุ่มนาข้าว สาวนาเกลือ - สรเพชร ภิญโญ และ น้องนุช ดวงชีวัน
    デュエット曲の代表の一つらしいですね。田植えの青年と塩田の娘。
    チャロァームポン・マーラーカムとピムパー(เฉลิมพล, พิมพา)による少々ラムシン風味バージョンも有るようです。
  • สาวดำรำพัน - เจเน็ต เขียว
    ジャネット・キァオは映画でよく見るコメディアンですが、自身の特徴である色黒女をネタにすることが多いのでこれをリバイバルで歌っているようですね。
  • สาวดำรำพัน - เย็นจิตร พรเทวี
    その原曲らしいですが、これも実はさらに昔の曲(タイダムラムパンかな?)をもじったものらしいです。
ほかにもいっぱいありますが、正直覚えきれませんね。なるべく日ごろ聞くようにするしかないか。

2007-09-24

ガビンブリにて

子供楽団の演奏小旅行でプラーチンブリ県のガビンブリへ。午後1時、総勢50人ぐらいで貸切バスで出発、夕方到着、即演奏して夜中に帰るという結構きついスケジュールだった。



会場は小学校の校庭。ここの校長の退職パーティということだけど、その割には結構大きいステージだった。いわゆる地元の有力者なのかな?

内容はオープニングでオーンソーン・イサーン、他の催し物の後にソァーン・サウィン(魚を捕る網の舞踊)、ドゥンクロック・ドゥンサーク(臼と杵の舞踊)、ソァーン・ガポー(椰子の殻の舞踊)等の舞踊セットとマノラーの水浴びでS先生(元パラム9プラザのお笑い芸人)のお笑い等。お笑いではつい最近の飛行機事故なんかをネタにしたりして日本人から見たら、これはまずいだろう、というような内容だけど、タイでは良くある光景ですね。自分もいつもの腰振りネタをやらされた、まぁしょうがないかな、という感じ。

しかしやってる最中明るいステージには虫がいっぱい飛んできて顔とかにぶつかって来るのがつらいですね。髪の毛とかに絡んでくるし。田舎ではしょうがないことだけど。

2007-09-12

情報省広報局にて

10日(月)は情報省の広報局にて子供楽団の演奏。

フルネームは情報通信技術省だけど長いので情報省で。タイではICT省という略称でも知られています。今年何ヶ月もの間、タイからYouTubeへのアクセスを遮断したこととか、つい最近はコンピュータ犯罪に関する新法を発してタイのサイト管理者をびびらせたり、というような話で有名です。その一部の広報局という建物ですが、これが一部の局のくせにやたらでかい。

で、なんの催し物かと思ったら、ただの誕生日パーティでした。一個人の誕生日パーティにポンラン楽団を呼んじゃうとは、さすがタイの役人ですね。内容はドゥンクロック・ドゥンサーク、スァーン・ガポー、タイプアン等のスタンダード曲を普通に。でもケーン用のマイクが無かった。フル楽団でマイクが無いと、ちょっとでも聞こえるように必死で吹かないといけないので疲れます。

無関係だけど、なんかC先生の車が壊れてた。来る途中事故ったらしい。この人、車好きで「トヨタレーシング」とかのステッカーがぺたぺた張ってあるけど「タ」の文字が「ヲ」のような「ヌ」のような微妙な文字。タイではありがちです。

2007-09-03

国立競技場にて

9月1日(土)は国立競技場で行われたイサーン音楽の祭を見てきました。

メインステージはBTS国立競技場駅の目の前なので駅の構内から見物している人が多かったようです。入場無料なんだから中で見れば良いのにとか思ったりして。

このステージの出演者はほとんどが芸能学校とか高校の芸能クラブの生徒や先生達。サコンナコンやカラシンから団体で来ていたようです。演奏者は子供が多いけど芸能学校で専門にやってるのでそれなりにしっかりしてますね。

写真はタイの古式武術(ムアイ・ボーラーン)の舞踏とポンラン楽団を組み合わせたもの。中心で踊っているのは古式武術の先生だそうだけど、自分の先生達の昔の先生でもあるそうだ。しかし楽器の演奏家である彼らが古式武術の先生から何を習っていたのか、不思議なところ。この人の本業は軍人だそうです。なかなかかっこよかった。

そしてメインステージから200mぐらい奥に入ったところのセカンドステージは大学のポンラン楽団のコンテスト会場。個人的にはこちらの方がずっと面白かった。

数週間前に予選を行って残った人達の決勝だそうで4楽団ほど(多分)が演じていました。これがびっくりするほど内容が良くて、どの楽団も演出とか良く出来ていてそのままショーとして成り立つような内容でした。出場していた楽団のうち3楽団はマハサラカム大学の楽団、つまりN先生の後輩達というわけで、今回はその応援も兼ねていたわけです。

こちらの写真はイサーン音楽のコンテストには珍しくこの日の決勝まで残っていたバンコクのラムカムヘン大学の楽団。演出は良かったし、歌手は歌もウォートも上手だったんですが、これが人気のポンラン・サオーンのイメージと重なってしまってマイナスイメージになっしまって残念。どうしても真似っぽく見えてしまうんですね。

コンテストの結果はやはりマハサラカム大学の楽団の一つが最も評価されたようです。3楽団も残っていたから当然かもしれないけど。

ゲストは人気歌手のターイ・オーラタイ。初めて生で見ましたが、小さくてかわいらしい娘さんですね。TVとかで見ると、もう堂々とした実力歌手にしか見えなかったので意外でした。

コンテストのゲストでこの人が出てくるのは定番らしいですね。というのもコンテストに出ては落ち続けて、というのを延々繰り返して最後には職業歌手になった、という美談があるからだそうです。

最後はポンラン楽団とモーラムの競演。見ている人はほとんど出演者なので異常に盛り上がって完全にディスコ状態でした。そもそも発表の時から舞台上で司会者が発表を引き伸ばして盛り上げていると、客席側ではケーンとかピー・プータイとか吹きまくってるという訳の分からない状態でしたが。

全て終了して片づけが始まったら今度はお笑いで舞台に上がっていた人(アイディンさん)と勝手に競演。このお笑いの人、普段は写真の自転車にアンプを積んで路上パフォーマンスをやってるらしいです。看板には仕事依頼の連絡先とかが書いてありました(しかも日本語と韓国語で)。

しかし運営関係者が来て「捕まるよ」みたいなことを言われて解散。「なんだよせっかく今タイダムラムパンを聞こうとしてたのに」とか言ってる粋な人も居ましたが。アイディンさんはアンプでモーラム鳴らしながら自転車こいで帰っていきました。知らない人だったら、かなり近寄りがたいというか危ない人に感じるでしょう。

学生のポンラン楽団を見るのは今回初めてでしたが演出も演奏力も総じて、想像したより遥かに良い内容だと思いました。